SQLiteの設定(Windows10)
SQLiteをWindows10で使用できるようにする設定方法をまとめました。
情報システム基礎IIではSQLiteを使用しますが、スクーリングではMacのパソコンを使用するため、Windows環境でも同じことができるように設定します。
必要なファイルのダウンロード
SQLiteのページを開きます。 SQLite Home Pagewww.sqlite.org
Latest Releaseと書かれている部分の下にある「Download」をクリックします。
SQLite Download Pageのページが表示されるので、Precompiled Binaries for Windowsと書かれている部分を探します。
「sqlite-dll-win64-x64-xxxxxxx.zip」と「sqlite-tools-win32-x86-xxxxxxx.zip」(末尾の数字はバージョン)をそれぞれクリックし、ファイルをダウンロードします。
ファイルの解凍
ダウンロードした2つのファイルを展開します。
展開したファイルを1つのフォルダにまとめます。
この段階でも使用可能ですが、sqlite3.exeの場所をパスで指定する必要があります。
ファイルの移動
環境変数に設定するため、展開しまとめたファイルを移動します。ここではC:\Program Filesにsqlite3というフォルダを作成し、フォルダ内に5つのファイルを移動しています。
環境変数の設定
Macと同じように、sqlite3とコマンドを打つとSQLiteが起動するように環境変数を設定します。
デスクトップ左下のWindowsメニューを右クリックし、「システム」を選択します。
バージョン情報の下側にある「システム情報」を選択します。
左側にある「システムの詳細設定」を選択します。
詳細設定タブ内の「環境変数」を選択します。
システム環境変数の中で「Path」を探し、選択して編集をクリックします。
「C:\Program Files\sqlite3」を入力します。
すべてOKをクリックしてウインドウを閉じます。
動作確認
動作はコマンドプロンプトでも可能ですが、高機能なPower Shellがおすすめです。
Power Shellの起動
アプリの一覧から選択で実行できます。
もしくは「ファイル名を指定して実行」(Winキー + R)で「powershell」と入力しても実行できます。
MacのTerminalとは異なり、黒い画面が立ち上がります。※表示の変更 左上のアイコンをクリックし、プロパティを選択すると色やフォントを変えることができます。
「sqlite3 」と入力し(最後は半角スペース)、開きたいデータベースのファイルをドロップするとそのデータベースのパスが入力されます。
※パスに全角文字が含まれていると、文字化けして開けないようです。
その状態でEnterキーを押すと、SQLiteで指定のデータベースファイルが開かれます。
あとは「.tables」や「.schema」といったコマンドでデータベースの設定を参照したり、SQLを入力してデータを取り出すことができます。