SQLiteの設定(Windows10)

SQLiteをWindows10で使用できるようにする設定方法をまとめました。

情報システム基礎IIではSQLiteを使用しますが、スクーリングではMacのパソコンを使用するため、Windows環境でも同じことができるように設定します。

必要なファイルのダウンロード

  1. SQLiteのページを開きます。 SQLite Home Pagewww.sqlite.org

  2. Latest Releaseと書かれている部分の下にある「Download」をクリックします。
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  3. SQLite Download Pageのページが表示されるので、Precompiled Binaries for Windowsと書かれている部分を探します。
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  4. sqlite-dll-win64-x64-xxxxxxx.zip」と「sqlite-tools-win32-x86-xxxxxxx.zip」(末尾の数字はバージョン)をそれぞれクリックし、ファイルをダウンロードします。 f:id:ArtificialArts:20190819075838p:plain

ファイルの解凍

  1. ダウンロードした2つのファイルを展開します。

  2. 展開したファイルを1つのフォルダにまとめます。

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この段階でも使用可能ですが、sqlite3.exeの場所をパスで指定する必要があります。 f:id:ArtificialArts:20190819082813p:plain

ファイルの移動

環境変数に設定するため、展開しまとめたファイルを移動します。ここではC:\Program Filesにsqlite3というフォルダを作成し、フォルダ内に5つのファイルを移動しています。 f:id:ArtificialArts:20190819203951p:plain

環境変数の設定

Macと同じように、sqlite3とコマンドを打つとSQLiteが起動するように環境変数を設定します。

  1. デスクトップ左下のWindowsメニューを右クリックし、「システム」を選択します。 f:id:ArtificialArts:20190819122923p:plain

  2. バージョン情報の下側にある「システム情報」を選択します。 f:id:ArtificialArts:20190819123043p:plain

  3. 左側にある「システムの詳細設定」を選択します。 f:id:ArtificialArts:20190819123242p:plain

  4. 詳細設定タブ内の「環境変数」を選択します。 f:id:ArtificialArts:20190819203534p:plain

  5. システム環境変数の中で「Path」を探し、選択して編集をクリックします。 f:id:ArtificialArts:20190819205001p:plain

  6. 「C:\Program Files\sqlite3」を入力します。 f:id:ArtificialArts:20190819204840p:plain

  7. すべてOKをクリックしてウインドウを閉じます。

動作確認

動作はコマンドプロンプトでも可能ですが、高機能なPower Shellがおすすめです。

  1. Power Shellの起動
    アプリの一覧から選択で実行できます。
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    もしくは「ファイル名を指定して実行」(Winキー + R)で「powershell」と入力しても実行できます。
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    MacのTerminalとは異なり、黒い画面が立ち上がります。 f:id:ArtificialArts:20190819210043p:plain

    ※表示の変更 左上のアイコンをクリックし、プロパティを選択すると色やフォントを変えることができます。

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  2. 「sqlite3 」と入力し(最後は半角スペース)、開きたいデータベースのファイルをドロップするとそのデータベースのパスが入力されます。
    ※パスに全角文字が含まれていると、文字化けして開けないようです。
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    その状態でEnterキーを押すと、SQLiteで指定のデータベースファイルが開かれます。
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あとは「.tables」や「.schema」といったコマンドでデータベースの設定を参照したり、SQLを入力してデータを取り出すことができます。 f:id:ArtificialArts:20190820075545p:plain

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