造形基礎II(スクーリング)

造形基礎IIのスクーリングに参加しました。

今回の参加人数は100人弱で、約20人ずつ5クラスに分かれて2日間で制作を行いました。夏に開催される造形基礎のスクーリングは、毎年通学過程の講師の方が担当されるそうです。

皆さんそれぞれ上手な絵を描いていたのですが、意外と普段は絵を描かないという方も多かったようです。でも自信のない人は、参加する前に一度何か簡単なものを描いてみるのがいいと思います。(自分は自信がなかったので、入学前ですが2日間の短期絵画教室に行きました)

今回学んだことを簡単にまとめてみます。

観察

描く対象を近くで観察したり、手で触れたりしてみます。また、描かない側の面を見てみたり、証明の当て方を変えて観察してみます。対象を良く観察することで、対象を見えている部分だけの面として見て描くのではなく、物体としてどのようにそこに存在しているかを認識して描く、ということだと思います。

描画のバランス

描画している全体の一部分の位置や色が変わると、それ以外のバランスに影響します。それ自体の位置が変わっていなくても、周りのものが動くと位置のバランスが変わりますし、周りの濃淡によって、それ自体の濃淡も変わってきます。そのため、一部分を変えたことによって全体を修正しなければいけないということが起こる可能性があります。でも時間があるうちにはその手間を惜しまずにどんどん変えていくようにと講師の方が話していました。

描いた絵の観察

描いている絵を近くから見ていると、全体の形や濃淡がわかりづらいです。離れた位置から描いた絵を観察してみると、全体の形で違和感のある場所はないか、バランスが取れているか、濃淡の表現がうまくできているかなどがよく見えます。

特徴的な部分や、興味のある部分は描きやすいのですが、特徴の無い平坦な部分などは手薄になってしまいます。これは明確な答えが無いのですが、このような部分をどう表現するかが描き手の個性になってくるようです。

昔から絵を描くことに強い苦手意識を持っているのですが、講師の方から的確なアドバイスや講評を頂いて、今回のスクーリングは勉強になりましたし、楽しかったです。

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このスクーリングの後に鷹の台校で開かれていた懇親会に参加しました。

話しかけるのは苦手ですが、いろいろな方から話しかけていただいて、ムサビ通信で学ぶいろいろな方と話ができて楽しかったですし、モチベーションも上がりました。 Twitterでフォローしている方にもお会いすることができました。

自分が大学で勉強しているということ、同じように勉強している方がいることを実感できました。